太陽光発電

 最近は”売電”といって、屋根にとりつけた太陽光発電であまった電気を買い取ってくれるようになり、ハウスメーカーも投資ですよ。といって設置を促しています。でも本当にそうでしょうか?

 私の家は2004年に建ちました。当時すでに売電できましたが、いまよりも買い取り料は安く、蓄電もできませんでした。ですから私は本のなかで、太陽光発電は24時間冷暖房換気システムを動かしてより快適な生活をするためのアイテムと考えましょう。と書きました。しかしそれから10年。あの福島原発事故から太陽光などのクリーンエネルギーが注目され、電気買い取り料のアップもあり、太陽光発電を屋根につけるご家庭は激増しました。

 さて10年太陽光発電とつきあってどんな印象をもっているか。まず私は当時屋根材と一体化したクボタ社製を選びました。屋根材のコストを一部ではありますが抑えることができました。ところが最近は屋根の上に取り付けるものが主流のようです。屋根材は、かわらにでもしない限りそれほど高額ではないのでコスト削減というほどではないのでそれは別にかまわないと思いますが、このため屋根と発電ボードとの間に鳥が巣をつくって、長期的に鳥の糞尿などで金属の腐食やボードの損傷が起こった、という事例を聞きました。我が家ではそういうことはありませんでした。黄砂が多い西日本では定期的に掃除をしないと発電量が低下するという事例もききました。我が家は関東圏ですが、それもありません。発電した電気をためるコンデンサーというものが7年ぐらいで交換が必要になると当初聞いていましたが、11年目になりますが、交換していません。エネルギー財団というところから当時結構な補助金がでたので、そのかわり2年間発電の詳細を報告したのですが、これもなかなかの数字で、夏場の発電量はなかなかのもので、24時間冷暖房換気システムを動かしていてもまだ余裕がありました。世話いらずでしっかり売電。やはりいまの状況ではプラスアイテムとして評価できるのではないでしょうか。震災の時停電になったときも、我が家には非常用コンセントがありました。ただし蓄電できないので昼しか使えませんでしたが。あまりいわれませんが、こういうメリットもあるのです。あとは蓄電ですね。太陽光発電は直流発電なので、蓄電して家で使うためには交流に変換しなければいけません。このときに現在の蓄電ではいいメーカーで60%程度の変換効率ではないでしょうか?これではだいぶ無駄がでてしまう。この辺が修正できたら絶対にいれるべきアイテムと思いますね。

 

三洋ホームズとの2人3脚で我が家をたててから10年がたち、 震災などもありこの本でご紹介してきたオール電化の太陽光発電システムと24時間冷暖房換気システムを基調とした家つくりは、電力の浪費だ、贅沢三昧だとご批判をうけ、いつしか更新を自粛するに至りました。しかし最近になって、”本を読んでこういう家をつくってみたかった。””24時間冷暖房換気システムは実は省エネなのでは?”などのご意見をお聞きする機会を多く得ました。太陽光発電システムは手の入リ安い価格となり、売電インフラも手伝って積極的にとりいれるご家庭も増えています。あらためて10年住んだ我が家の経験とこの10年で新しく得た知見を生かして、このサイトからみなさんの家つくりのお手伝いがしたい。10年たっても私たちの夢のある家の考え方は少しも変わってはおりません。どうか、ご参考にしてすばらしいご邸宅をお建てください!

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