傾斜天井はカッコいいが。。

 お宅を拝見して、わーと思うひとつに傾斜天井があります。天井が高いと屋内空間が大きくみえるのでカッコいいものです。でも、冬はけっこう寒いんです。掃除も大変です。

 横方向に限界がある場合に縦方向にに屋内空間をひろげる方法が傾斜天井です。みためのインパクトが大きいので”ビフォアーなにがし”でよくでてくる技法です。ハワイのような常夏なら全く問題ありません。現にハワイのお宅ではほとんどといっていいほどよく見かける光景です。しかし四季のある日本では、いろんな問題が発生します。

 日本のハウスメーカーのほとんどすべてが、屋根裏と天井の2か所で断熱しているので、屋根裏だけの断熱材量しかない傾斜天井では足りません。つまり夏非常に暑くなる。冬になると暖かい空気は上昇しますから、縦空間が長いほど暖めた空気は上昇し、足元は寒くなります。つまり夏暑く冬寒い部屋になる!これじゃだめじゃん。ビフォアーなにがしのお宅はどうしているのでしょうか?

 じゃ、あきらめる?いやいくつか工夫すれば大丈夫です。

 1 屋根裏の断熱材量をふやす。コストはかかりますが、夏あつくならないために。ただし、屋根裏の断熱材がいれられるスペースは限られます。メーカーとよく相談しましょう。

 2 エアサーキュレーターをいれる。縦方向に長くなった空気を還流し、とくに冬場上昇した暖かい空気を下におしもどしてやるのです。ただし、部屋の広さを考慮してサーキュレーターの台数を考えてくださいね。広い部屋に1台あっても効果はありません。

 3 床暖房。2階が傾斜天井なら、足元は比較的暖かいので、サーキュレーターだけでいいのですが、1階の場合は床暖房が絶対に必要です。

 4 北向きの傾斜天井にする。とくに2階の傾斜天井は絶対北側に流れるように作りましょう。そうすることで夏太陽光があたりにくくなり、温度上昇をある程度緩和できます。また一番高い(トップ)ところに明かり窓をいれると北側に奥まで太陽光が入るメリットがあります。この明かり窓も夏場の太陽光を逆に防ぐために自動で開け閉めできる遮光のブラインドを必ずつけないといけませんよ。

 そして最後に掃除ですが、工夫の一つは、脚立で掃除できる範囲以上に高くしない!写真はある展示場の傾斜天井ですが、これは掃除できないので失格です。それからキッチンなど煙などで天井がよごれやすいところは絶対傾斜天井にしてはいけません。明かりとりの窓ですが、掃除は難しいですが、ここに光触媒のコーティングをするとよごれがめだちにくくなります。光触媒についてはHPから業者さんのサイトにリンクしてありますのでご覧になってください。我が家もそうして10年以上たちますが1度も掃除していませんが、みためきれいな窓です。

三洋ホームズとの2人3脚で我が家をたててから10年がたち、 震災などもありこの本でご紹介してきたオール電化の太陽光発電システムと24時間冷暖房換気システムを基調とした家つくりは、電力の浪費だ、贅沢三昧だとご批判をうけ、いつしか更新を自粛するに至りました。しかし最近になって、”本を読んでこういう家をつくってみたかった。””24時間冷暖房換気システムは実は省エネなのでは?”などのご意見をお聞きする機会を多く得ました。太陽光発電システムは手の入リ安い価格となり、売電インフラも手伝って積極的にとりいれるご家庭も増えています。あらためて10年住んだ我が家の経験とこの10年で新しく得た知見を生かして、このサイトからみなさんの家つくりのお手伝いがしたい。10年たっても私たちの夢のある家の考え方は少しも変わってはおりません。どうか、ご参考にしてすばらしいご邸宅をお建てください!

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